子どもが遊ばなくなったレゴブロック。
「そろそろ処分したいけど、何ゴミに出せばいいの?」と迷う方は多いでしょう。
レゴはプラスチック製ですが、自治体によっては
「可燃ごみ」「不燃ごみ」「小型プラスチック製品」など分類が異なります。
正しい知識がないと回収されないこともあるため注意が必要です。
この記事では、東京都23区を例に、
自治体ごとの分別ルールや少量・大量別の処分方法を解説。
無料や低コストで手放す方法、寄付・譲渡・リサイクルの活用法も紹介します。
さらに、まだ使えるレゴを売却してお小遣いに変える買取ガイドも掲載。
誤分別によるトラブルを避け、環境にも配慮した処分方法が見つかります。
【東京都版】自治体ごとのレゴの分別ルールと手続き
レゴ(LEGO®)はABS樹脂製の小型プラスチック玩具が基本。東京都23区では「素材」と「最長辺30cm」を軸に分別します。ただし、区によってプラスチック“製品”を資源回収するかが異なるため、以下を基準にしつつ必ず各区の公式情報で最終確認してください。
東京都23区におけるレゴの分類基準
状態・素材 | 多くの区での扱い | 具体例・注意点 |
---|---|---|
レゴブロック(ABS樹脂・小片) | 可燃ごみが多数派 | 世田谷区:プラ製おもちゃ=可燃(30cm超は粗大)。世田谷区役所 |
レゴ(単一プラ製品として資源回収する区) | 資源プラスチック | 新宿区:100%プラの“製品プラスチック”は資源プラとして回収(30cm角以内)。新宿区役所+1 |
モーター・電池・磁石など金属・電気部品つき | 本体:可燃/不燃(区の基準)+電池は別回収 | 充電式電池は協力店BOXへ(JBRC)。電池は必ず取り外し・絶縁。※混合排出は不可。 |
30cm超の大型板・組立物 | 粗大ごみの可能性 | 一辺30cm超は粗大判定が原則(区差あり)。事前申込みで確認を。江戸川区は玩具30cm以上=粗大。江戸川区公式サイト |
コツ:レゴは**素材ごと(プラ/金属)に分け、“電池は別ルート”**が鉄則です。
区ごとの分別ルールの違い(代表例)
区名 | レゴ(小片・プラ100%)の基本扱い | 補足 |
---|---|---|
新宿区 | 資源プラスチック(製品プラも資源回収、30cm角以内) | 容器包装+製品プラを一括回収。おもちゃも単一素材なら資源扱い。新宿区役所+1 |
江戸川区 | 燃やすごみ(30cm未満)/30cm以上は粗大 | 金属・モーター等は外して不燃へ。江戸川区公式サイト |
世田谷区 | 可燃ごみ(プラ製おもちゃ)/30cm超は粗大 | 分別詳細は区の「ごみの出し方」で確認。世田谷区役所 |
港区 | 分別は区基準(不燃・資源等)+**おもちゃ拠点回収(リユース)**も選択可 | 3拠点で持込リユース可(パズル・模型・ミニカー等と同様に玩具類を回収)。港区公式サイト+1 |
文京区 | 区基準に従い分別+ジモティー連携でリユース推奨 | 処分前に譲渡先を探せる公式案内あり。文京区公式サイト |
同じ“プラスチック玩具”でも、新宿区=資源プラ回収、世田谷区・江戸川区=可燃ごみと運用が分かれます。区外へ引越した場合も必ず現住所のルールを再確認してください。
手続きの流れ(基本)
- 仕分け:レゴ(プラ)と金属・電池・磁石などを分離。
- 区の基準に合わせて出す:
- 可燃/不燃/資源プラのいずれか(上表参照)。
- 30cm超は粗大ごみ予約→処理券貼付で排出(手数料は区の品目表を確認。江戸川区の例あり)。江戸川区公式サイト
- 電池は別ルート:取り外し→端子絶縁→協力店BOXへ。
問い合わせ先と確認方法
目的 | 使う窓口・方法 | ポイント |
---|---|---|
自区の“最終判断”を確認 | 区公式の分別ページ/分別辞典で「おもちゃ」「プラスチック製品」を検索 | 24時間確認可。新宿の“資源プラ(製品プラ)”等、最新の運用変更に対応。新宿区役所+1 |
30cm超や収集日・手数料を確認 | 粗大ごみ受付センター(23区共通) | 03-5296-7000(月–土 8:00–19:00)。Web申込や変更期限も案内。文京区公式サイトエコライフ |
リユース(無料で手放す) | 港区:おもちゃ拠点回収/文京区:ジモティー連携 | まだ使える玩具は処分費ゼロで循環へ。港区公式サイト文京区公式サイト |
検索のコツ:**「区名+ごみ 分別」「区名+プラスチック製品」「区名+おもちゃ」**でヒットしやすく、表記ゆれ(“資源プラ”“資源化プラスチック”など)にも対応できます。
レゴブロックは買取も可能?売り方も紹介!
結論から言いますと、レゴは専門店の宅配買取・店頭/出張買取・フリマ/オークションのどれでも売れます。とくに廃盤セット/人気シリーズ/ミニフィグは相場が立ちやすく、**バラ(kg)**でもまとまった量なら買い取り対象になります
買取対象となるレゴの条件と基準
- 正規レゴのみ(互換品NGが一般的)。混在は減額・対象外になるので分けておく。lego-kaitori.com+1
- デュプロは扱いが分かれる(不可または条件付き)。事前確認を。
- 付属品の有無で査定差:箱/説明書あり>欠品あり(バラ扱い)。新品と中古で買取上限が倍近く変わる例も(例:7615 新品1万円/中古上限5千円)。
- 組み立て済み/バラOKの専門店多数。ミニフィグは別査定にすると上振れしやすい。
中古市場でのレゴの需要と買取相場
- バラ(kg)相場:おおむね1kgあたり500〜800円。送料無料の重量しばり(例:3kg以上)を設ける店も。
- 市場の流通量:ヤフオクの過去120日「レゴ」落札は数万件規模で回転が速い。Yahoo!オークション
- セット品の一例:ディズニー城 71040 の買取相場は**〜2.7万円前後**(中古相場/時期で変動)。高く売れるドットコム
人気シリーズや限定版の高額買取事例
- UCSスター・ウォーズ:10179 ミレニアム・ファルコン(初代)は過去180日落札平均約15.4–16.5万円(状態差あり)。Yahoo!オークション+1
- モジュール建物(旧作):10190 マーケットストリートの中古上限6万円掲載例。
- マインドストーム:8547 NXT2.0 中古上限1.8万円の掲示例。lego-kaitori.com
- レア・ミニフィグ:「Mr.Gold」は世界5,000体限定で知られ、国内外で高値事例が出やすい(価格は状態/真贋で大きく変動)。legolog.net
価格は時期・状態・付属品の有無・キャンペーンで変動します。掲示上限は「〜まで」の目安です。lego-kaitori.com
カンタンに売る方法(おすすめ順)
① 専門店の宅配買取(手間少・早い)
- LINE/フォームで仮査定 → 2) 無料キット/着払いで発送(重量条件ありの店も)
→ 3) 本査定 → 4) 同意後に振込(多くは同意後〜2営業日が目安。到着〜査定は1〜3日という案内例も)。買取価格比較サイトのヒカカク!カートイワークス
コツ:バラは**重量条件(例:3kg〜)**を満たす/ミニフィグを分ける/互換品を除外。
② 店頭/出張買取(即金性)
その場査定→現金化。量が多い・大型箱や長物がある場合に便利
③ フリマ/オークション(高く狙う)
完品・人気作は高値狙い可。相場確認→欠品/状態を正直に記載し、送料計算を。落札相場の把握はヤフオクの過去落札が便利。
高く売るためのポイントと注意点
- 仕分け:ミニフィグは別袋、金属/電装パーツは分ける(電池は必ず外し、充電池はJBRC協力店へ)。
- 付属品:箱・説明書・予備シール・完品写真=査定UP。
- 重量条件を満たす:例:バラ3kg〜で送料無料の店など。
- 互換品・デュプロ混入NG:査定除外や返送不可の規約あり。
買取後の入金・取引完了までの流れ(標準)
- 到着・本査定(1〜3日目安)→ 結果連絡。カートイワークス
- 金額同意 → 振込(多くは同意後**〜2営業日**。混雑期は伸びることも)。
- 不成立時の返送(送料負担は店舗規約に依存)。
大量のレゴを効率的に処分する方法
子どもが長年集めたレゴセットや、大型のコレクションを一度に処分する際は、通常のごみ出しよりも計画的な方法が必要です。分別や搬出の工夫をすれば、時間も労力も節約できます。
まとめて処分する際の分別の工夫
大量のレゴは材質や形状ごとに分けておくと処分がスムーズです。硬質プラスチックはひとまとめにし、金属や電子パーツが含まれる場合は必ず外して別の袋に分別します。色やサイズごとに仕分けておくと、リサイクルや譲渡にも活用しやすくなります。
粗大ごみ扱いになるケースと回避策
通常、レゴは粗大ごみに分類されませんが、収納ケースやテーブル付きのプレイセットなど、大型の付属品がある場合は粗大ごみ扱いになることがあります。ケースは中身を空にし、可能であれば分解して通常ごみに出すことで粗大ごみ費用を回避できます。
事前に準備しておくべきこと
処分日前にまとめて袋詰めし、自治体指定の袋や回収方法を確認しておきましょう。また、大量にある場合は複数回に分けて出すか、臨時回収の依頼を検討します。寄付や買取を組み合わせれば、処分量を減らしコストも抑えられます。
レゴを無料または低コストで手放す方法
まだ使えるレゴは、捨てるよりも誰かに使ってもらう方が有効です。無料または低コストで手放せる方法を活用すれば、処分費用を抑えつつ環境にも貢献できます。
フリマアプリや掲示板での譲渡
メルカリやラクマなどのフリマアプリでは、レゴブロックは人気が高く、中古でも需要があります。まとめ売りやシリーズごとの出品で売れやすくなります。送料を節約したい場合は、ジモティーのような地域掲示板を活用して直接取引すると便利です。
リサイクルショップや寄付先の活用
ハードオフやセカンドストリートなどのリサイクルショップでは、レゴの買取や無料引き取りを行っている場合があります。また、保育園や児童館、福祉施設への寄付も喜ばれます。寄付する際は、欠けや破損がないか、清掃済みであることが望ましいです。
無料回収サービスの利用方法
自治体や民間企業が実施する無料回収イベントを利用すれば、手間なく処分できます。スーパーやショッピングモールに設置される回収ボックスや、期間限定のリサイクルキャンペーンも要チェックです。
まとめ
レゴブロックの捨て方は、自治体の分別ルールや量、状態によって異なります。多くは硬質プラスチック製で、不燃ごみや小型プラスチック製品として処理されますが、東京都内でも区によっては可燃ごみ扱いとなる場合もあります。まずはお住まいの自治体の公式情報で分類方法を確認することが大切です。
少量の場合は通常の家庭ごみで処分できますが、大量にある場合や大型付属品付きのセットは粗大ごみ扱いになるケースもあります。事前に分別や仕分けを行い、指定袋や回収方法に沿って出すことで、回収拒否を防げます。
捨てる以外にも、フリマアプリやリサイクルショップ、寄付など再利用の選択肢があります。まだ使えるレゴは次の持ち主に渡すことで、環境負荷を減らしつつ処分費用も抑えられます。無料回収イベントや地域の掲示板を利用するのも有効です。
正しい処分方法を選べば、不要になったレゴを安全かつ効率的に手放せます。環境に配慮しながら、自分にとっても負担の少ない方法を見つけて活用しましょう。
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